2013年4月20日土曜日

iki-chanは「Epiphone DOT STUDIO」を手に入れた!2

パーツが揃ったところで。

 まずはガリとか接触不良とかの原因、ボリュームポッド、トーンポッド、配線材などを交換する為に一回全部外す!
 今までストラトは散々いじくってきたのだが、その他のギターは考えてみたら所有していたことすらろくにない。DOTを眺めてみたものの、フタのようなものは見当たらない。
「いったいどうやって配線すんだろ???」と、ネットで検索。いやぁ、いい時代になったものだ(オジサン)。

 どうもこの手の箱ギターはFホールから出し入れするみたいだ。

 え?

 こんな小さな穴から?

 と思ったけど、どう考えてもそれしか方法は無さそうなので「みんながやっていることだから、なんとか俺にもできるはず」の精神でやってみます。

 なんとか全部外して、ボディに傷がつかないようにクロスを敷いてパーツを引き出し、まぁ外すのはね、なんとかなるよね。

 今回の目玉はDOTには付いていないピックガード を装着すること。

 ここ数年の俺の所有するギターのトレンドは「ボディは赤。そしてパールのピックガード」なので、335タイプのピックガードを検索するも、やはり見当たらない。売っていない。もちろん楽器屋さんめぐりした時にも探してみたが、そもそもレスポール用のはあっても335タイプのものはほとんど無い。

 だから自作することにした。
以前にシャーベル改を作った時はもともとピックガードレスの2Hの物を、ボディも加工してホワイトパーロイドのピックガード材を切り出して制作したので、まあ経験と道具は無いわけじゃあない。




 335タイプはピックガードもそれほど大きくないので、余っていた材から切り出す。
まずは材にマッキー極細で形を描く。表面には保護シートが貼ってあるので書いちゃっても問題ナッシング。
 そして半田ゴテの先が刀のようになっている「ホットナイフ」で切っていく。
切っていくというか、溶かしていくというような感じで煙を吸うと非常に嫌な気分と体調になるので気をつけよう。書いた線の外側を少し余裕を見ながら大きめに切り出す。あとでひたすら削って形を整えるために。

  ま。こんな感じ。切断したところは溶けてボッコボコだが全部削るので問題ない。


  そう、削る。削る。削る。ひたすらそうして断面と形を整えていく。


  こんな感じの先端パーツがあったりする。
  そして充電ドライバーなんてあったりするので
  うおー、楽。手作業でヤスリがけする人はひたすら根性しかない。
んで、大きさがだいたいマジックで書いた形まで整ったら、
  「鉄の爪」これ、スクレイパーっていうのかな?カッターの刃が巨大化して先が平になったような物が存在する。
  断面を45度の角度で斜めにする。結構イケる。刃は鋭いので怪我しないようにくれぐれも注意。斜めに奇麗に削ると3プライの断面が白、黒、白の3層で現れる。
  ちょっとあててみながら...ん〜、なかなかかっこいいじゃん!

  DOTのボディは平らじゃないので、浮かせるステーが必要なのだがセミアコ、フルアコ用のステーではなく今回はレスポール用のものを使った。


  ふ〜、一服。
  ロッドカバーも制作。だって思いっきり「Dot Studio」って書いてあるんだもん(笑)
  ビス穴を開ける!
  そして皿ビスの頭の為に、面取り用のキリ。
  こんな感じで。

  くれぐれも電動工具の取り扱いは注意して。大切な指がもぎ取られる事もあるかもよ。
  ん〜、ワンダホー。
  ピックガードのほうはボディにもビス用の下穴(ビスよりも少しだけ細いキリで。キリも色んな太さのものがセットで売ってるから、持ってると便利。まぁドリルが無きゃ駄目だけどね)。躊躇しないで開ける。

  これがレスポール用のステー。
  これもビス止め。迷わない!!

ドリルルルルルr
仮に当ててニンマリする。
さて、電気工事するか...ボリューム、トーンポッドは家になぜかちょうど一個づつ余っていたのでラッキー。
コンデンサ(キャパシタ)はオレンジドロップ。一回試してみたかったんだよね。安いし。
セレクタスイッチとジャックは既存のものをそのまま。得意ではないハンダ付け。ここまでやっといて...
やっぱピックアップはさぁ〜変えたいよね。っつー訳でダンカン。フロントはJAZZ。リアはJB。なぜこれをセレクトしたかっつーと、まぁ勘なんだけどさ(笑)。だって鳴らしてみなきゃわかんないじゃん、ピックアップって。
 でも、後で「ダンカン氏のオススメの組み合わせ」って記事を発見してホッとした(笑)。
 ゼブラなのがこだわり。邪道なセミアコへまっしぐら。
先っちょムイて〜
今回はタップしない(シングルコイル状態にしない)ので、赤と白をショートさせる。ねじってハンダ。テープで絶縁。ディマジオとは線の色が違うので要注意。
 ダンカンのサイトに配線図があるのでそれを参考にすると 間違えないよ。
フロントを突っ込んで〜
リアも突っ込んで〜。あ、エスカッションも新品にしてます。すごい安いヤーツ。
ここで一服。あせらずあせらず。
ちなみにどちらがフロントでどちらがリアなのか、配線がわかるようにしておくベキだと。
ボディ保護の為にクロスを敷いてます。
ここがミソ!細くてやらかい針金でパーツを装着する穴へと引き寄せる。これがないとたぶん取り付けできないっす。
しかし、Fホール、せまい!!!!!本当に入るのか?
ムギューッ
引っ張って〜
あぁ〜、キターッ
うんまいこといった。針金はちゃんと外せるように鍵状に突っ込んで引っ張ること。縛っちゃうと外れなくナッチャウよ!
うーん、ポッドがでかい...

こんな感じで。こちらはシャフトに縛って引き寄せる。
セレクタスイッチのプレートもレスポール用。金属パーツが黒だし、かっこいいかなと思って。

 取り付け終了〜。肩が凝ったぜ〜。そしてピックガードも取り付ければ...
  こちらは改造前。

こんな感じになった!
う〜ん、いいね〜。

2013年4月9日火曜日

iki-chanは「Epiphone DOT STUDIO」を手に入れた!

 さてさて、諸事情により箱物のエレキが必要になりまして。

 なにせ今、俺が持っているエレキはフェンダーのSSHストラト/シンクロナイズドトレモロ、そしてシャーベル(改)SSHストラト/フロイドローズが2本の合計3本。
 2Hのピックアップは音色のバリエーションに限りがあるし、太い音はアンプとエフェクター、そしてストラトでもリアがハムなら出せるし。

 でもトレモロ有りと無しでは大きく音が違う。
以前はストラトもジェイクEリーよろしくノントレモロブリッジに交換していたほどの俺です!実はアーム使いだしてからそれほど経験積んでなかった。だからノントレモロがどれほど音に影響があるのかはわかっているつもり。なぜ今所有しているストラトが全部トレモロを積んでいるかは、需要があったからだね(笑)。つまりそういう使ってください的なシチュエーションが自分にあったから。

 フルアコかセミアコ。まず真っ先にフルアコは却下。弾きづらそうだしフルアコにしなければならない理由があんまり俺には無いから。これは使い道の違いでしかないけどね。

 しかしギブソンの335を買うほどの気合いは俺には無いっス。
なぜなら「普通じゃぁ〜ん?」というのもあるし、「そのものズバリを買ったら、それらしく弾けなきゃきっとガッカリされる!」というのもある(笑)。

 それらしく弾ける自信は無い!!!(キッパリ)

 そこでいろんなセミアコを探してみた。
まず普通のルックスでは無い事。
そして安い事。(だって自分が好きで好きでセミアコを使う訳じゃ無いから...でも興味はある)(そして安ければ改造するのに躊躇しなくてすむ)
だがしかし!しっかり作られているもの。使用に耐えられるならそれでいい。

 スタンダードな形のものもあればメーカーオリジナルのデザインのものもある。

 そこで俺が選んだのは「Epiphone DOT STUDIO」。


形こそ335の王道タイプだが、ものすごく簡素化されていて邪道!!(笑)
フレットバインディングも無いし、ポジションマークも無いし、パーツはブラックだし、トーン、ボリュームは一個ずつしかないし、ピックガードも無いし、ボディバインディングも黒だし、色はマットなシースルーワインレッドだし。

 邪道!!!!!!(笑)


 しかも安い!!新品でも3万を切る。

 しかし俺はどうせこんなに安いものならオークションで中古を買う!!(笑)

 どうせバリバリに改造してしまうし...その母体となってくれればいい。存分にその可能性を広げてやる〜っ!

 という訳で、届いたものを早速アンプに繋いで弾いてみると、なかなかしっかりした作りである。
 エピフォンは皆さん知っての通り、ギブソン・ライセンスを持っているメーカー。なので生産はアジアでもギブソンの技術者の指導が入っていたり、色々チェックされたりしているらしい。
 だから同価格帯のギターと比べれば安心感はあるよね。
 でもこんだけ安いから実はナメていた。俺は高いギター信者ではないけど、あまりにも安いギターはやっぱりダメだと思っているから。いくら改造しても使えないギターは存在する。
 そう考えればこのギターは価格としてはギリギリ、怪しい安さだったから(笑)。
でも新品の値段から考えて、ここまでの製品ができるのか...すごいな、と本当に思った。


 ま、高いギター、持ってないし、知らないからね〜(笑)比べることは不可能なんです、俺には。

 作りの良さには驚いたけど、やっぱり電気系はダメでした。トーンをまわしても効かないし、ガリが出る。おまけにたまに音が出なくなる(笑)。

 やっぱりパーツ交換。どうせなら自分が手を入れられる所は全部入れる!!

 そこで家にパーツの在庫があるかどうか、探してみると500オームのボリュームポッド/Bカーブとトーンポッド/Aカーブが一個ずつあった。あるもんだね〜

 あとはどこまで交換するか...

 セレクタスイッチはこのままでいいか。あとジャックも。ペグも使っていってからダメなら交換しよう。
 ピックアップはいい物にしたい。キャパシタ(コンデンサ)はもちろん変える。

 そしてここ数年、俺のテーマは「赤いギターにパーロイドホワイトのピックガード」。
以前にシャーベル(改)レッドのピックガードを作った時のプレートの残りがあるので、それを切り出して作ってやろう!

 まずはパーツを購入。近所の楽器店を回って回ってグルグルグル。
ある物は買って、無いものとか、高いものは安い通販で買う。

 そしてパーツがくるのを待って...

 来たーっ





 つづく