まずはガリとか接触不良とかの原因、ボリュームポッド、トーンポッド、配線材などを交換する為に一回全部外す!
今までストラトは散々いじくってきたのだが、その他のギターは考えてみたら所有していたことすらろくにない。DOTを眺めてみたものの、フタのようなものは見当たらない。
「いったいどうやって配線すんだろ???」と、ネットで検索。いやぁ、いい時代になったものだ(オジサン)。
どうもこの手の箱ギターはFホールから出し入れするみたいだ。
え?
こんな小さな穴から?
と思ったけど、どう考えてもそれしか方法は無さそうなので「みんながやっていることだから、なんとか俺にもできるはず」の精神でやってみます。
なんとか全部外して、ボディに傷がつかないようにクロスを敷いてパーツを引き出し、まぁ外すのはね、なんとかなるよね。
今回の目玉はDOTには付いていないピックガード を装着すること。
ここ数年の俺の所有するギターのトレンドは「ボディは赤。そしてパールのピックガード」なので、335タイプのピックガードを検索するも、やはり見当たらない。売っていない。もちろん楽器屋さんめぐりした時にも探してみたが、そもそもレスポール用のはあっても335タイプのものはほとんど無い。
だから自作することにした。
以前にシャーベル改を作った時はもともとピックガードレスの2Hの物を、ボディも加工してホワイトパーロイドのピックガード材を切り出して制作したので、まあ経験と道具は無いわけじゃあない。
335タイプはピックガードもそれほど大きくないので、余っていた材から切り出す。
まずは材にマッキー極細で形を描く。表面には保護シートが貼ってあるので書いちゃっても問題ナッシング。
そして半田ゴテの先が刀のようになっている「ホットナイフ」で切っていく。
切っていくというか、溶かしていくというような感じで煙を吸うと非常に嫌な気分と体調になるので気をつけよう。書いた線の外側を少し余裕を見ながら大きめに切り出す。あとでひたすら削って形を整えるために。
ま。こんな感じ。切断したところは溶けてボッコボコだが全部削るので問題ない。
そして充電ドライバーなんてあったりするので
うおー、楽。手作業でヤスリがけする人はひたすら根性しかない。
んで、大きさがだいたいマジックで書いた形まで整ったら、
「鉄の爪」これ、スクレイパーっていうのかな?カッターの刃が巨大化して先が平になったような物が存在する。
断面を45度の角度で斜めにする。結構イケる。刃は鋭いので怪我しないようにくれぐれも注意。斜めに奇麗に削ると3プライの断面が白、黒、白の3層で現れる。
ちょっとあててみながら...ん〜、なかなかかっこいいじゃん!
DOTのボディは平らじゃないので、浮かせるステーが必要なのだがセミアコ、フルアコ用のステーではなく今回はレスポール用のものを使った。
ふ〜、一服。
ロッドカバーも制作。だって思いっきり「Dot Studio」って書いてあるんだもん(笑)
ビス穴を開ける!
そして皿ビスの頭の為に、面取り用のキリ。
こんな感じで。
くれぐれも電動工具の取り扱いは注意して。大切な指がもぎ取られる事もあるかもよ。
ん〜、ワンダホー。
ピックガードのほうはボディにもビス用の下穴(ビスよりも少しだけ細いキリで。キリも色んな太さのものがセットで売ってるから、持ってると便利。まぁドリルが無きゃ駄目だけどね)。躊躇しないで開ける。
これがレスポール用のステー。
ドリルルルルルr
仮に当ててニンマリする。
さて、電気工事するか...ボリューム、トーンポッドは家になぜかちょうど一個づつ余っていたのでラッキー。
コンデンサ(キャパシタ)はオレンジドロップ。一回試してみたかったんだよね。安いし。
セレクタスイッチとジャックは既存のものをそのまま。得意ではないハンダ付け。ここまでやっといて...
やっぱピックアップはさぁ〜変えたいよね。っつー訳でダンカン。フロントはJAZZ。リアはJB。なぜこれをセレクトしたかっつーと、まぁ勘なんだけどさ(笑)。だって鳴らしてみなきゃわかんないじゃん、ピックアップって。
でも、後で「ダンカン氏のオススメの組み合わせ」って記事を発見してホッとした(笑)。
ゼブラなのがこだわり。邪道なセミアコへまっしぐら。
先っちょムイて〜
今回はタップしない(シングルコイル状態にしない)ので、赤と白をショートさせる。ねじってハンダ。テープで絶縁。ディマジオとは線の色が違うので要注意。
ダンカンのサイトに配線図があるのでそれを参考にすると 間違えないよ。
フロントを突っ込んで〜
リアも突っ込んで〜。あ、エスカッションも新品にしてます。すごい安いヤーツ。
ここで一服。あせらずあせらず。
ちなみにどちらがフロントでどちらがリアなのか、配線がわかるようにしておくベキだと。
ボディ保護の為にクロスを敷いてます。
ここがミソ!細くてやらかい針金でパーツを装着する穴へと引き寄せる。これがないとたぶん取り付けできないっす。
しかし、Fホール、せまい!!!!!本当に入るのか?
ムギューッ
引っ張って〜
あぁ〜、キターッ
うんまいこといった。針金はちゃんと外せるように鍵状に突っ込んで引っ張ること。縛っちゃうと外れなくナッチャウよ!
うーん、ポッドがでかい...
こんな感じで。こちらはシャフトに縛って引き寄せる。
セレクタスイッチのプレートもレスポール用。金属パーツが黒だし、かっこいいかなと思って。
取り付け終了〜。肩が凝ったぜ〜。そしてピックガードも取り付ければ...
こちらは改造前。
う〜ん、いいね〜。