2013年8月24日土曜日

所有ギターその1 Fender Lone Star Stratocaster

 ギターを弾いてなんと30年近くなってしまった...
歳もとるよなぁ。このブログを見てくれている人は俺を何歳だと思ってるか知らないが(笑)。
 データを見ると検索で飛んでくる人がほとんどだと思う。「フロイドローズ 調整」が一番多いよね。あとは「Epiphone DOT STUDIO」とか「YAMAHA HS5」とか。

 持っているギターは本数は少ない。必要最小限。どっぷりアマチュア・ギタリストだけど頼まれて弾くことが多い。様々なジャンルを1ステージで弾くことも多い。ポップス、ロック、演歌...ゆえにオールマイティなストラトを好んで使うことになる。しかもハンバッカーP.U搭載のモノ。

 今は隠居したエレキギター達もほとんどがストラトでリアがハンバッカーなので、まぁそれが好きだというのもある。現存してるエレキギターで一番歴史が長いのがこのギター。
  USA FenderのStratocaster「Lone Star 」
90年代後半に販売されていたもの。つまり俺が20代後半(笑)に購入。
これを購入した時のエピソードがあって、友人たちには何度も話したことあるおなじみのエピソードなんだけど...
 それまでマーシャルのJCM-900を持っててそれでステージとかで鳴らしていたんだけども、もっとフットワークの軽いコンボタイプのアンプが欲しかったし、実際必要に迫られていたので楽器店に行った。もうその日にでも買うつもりで。
 そしたら楽器店にコイツが飾ってあったのね...
実はその以前からSSHのフェンダーのストラトはいつも「無いかなぁ〜、無いなぁ〜」と楽器店を眺めていたのだ。当時は本当に無かったんだよね。全部3Sしか無くって。今みたいにネットやスマホで検索ってのも気軽にできなかったし、さすがにギターは通販とかでは買いたくない、試奏はしたかったし、それにしても本当に「無かった」。でもその日は突然コイツが現れた(笑)。

 見た瞬間、「俺、これ買うな。」って思ったけどさ(笑)。一応 試奏させてもらって...そしたらいいんだよね。まぁ、速攻購入したわけさ。アンプのことはすっかり頭から抜けてたね。その次の月に給料出てからまたアンプを買いにいったさ(笑)。

 以前に「上毛ファイターズ」っていうオリジナル・インスト のバンドを一生懸命やってた事があって、一応CDも作って、ライブも一生懸命やってて。その時にこのギターを主に使ってた。

 アームユニットは2点式のシンクロナイズドでかなりスムーズ。フローティングしてあるのでフロイドローズとまではいかないけどいい感じでアーミングできる。バネは2本ハの字がけ。変則的にかけてる、写真のように。アームダウン後に高音弦のほうが戻りが悪いような気がして。試行錯誤中。

 しかしチューニングが狂うのよ。アーミングしたあとに。どうにかそれを少しでも解消できないかなと手を加えた。


 ブリッジのコマ部分。カーボンのものに交換した。これはお手軽改造。ただ交換するだけだし、アメスタ用のコマを選べばいいんだから。ちなみにストラトのシンクロナイズドにも種類があってそれによって部品形状も違ったりするから注意。
 これはチューニングの狂いはそれほど解消しなかったけど、弦が切れなくなったし、音がかなり変わった。マイルドになった気がする。これも好みはあると思うけど自分としてはいい方向に変わってくれたと思ってる。
  それで次に、ローラーナットに交換。ジェフベック・モデルには標準搭載なんだよね。ナット部分をカーボンにしたことは以前あったんだけどイマイチだったのでどうせならと思い切って。しかしこれは付いてたナットを外してそのまま付けることは不可能。すこし指板を加工(削る)しなければならないし、取り付けビスの下穴も開けなくちゃならない。音程にも関わる部分なのでショップに取り付けをお願いしたほうが安全。俺は自分でやっちゃったけど(笑)。これは逆に少し音が固くなった。

 同時にシャーラーのロックペグに交換(テンションガイドを外した。ペグの高さが1弦〜6弦で違うので必要ない)。これでペグに弦を巻き付けるのを最小限にする(ほとんど巻かなくてすむ。手でピーンと引っ張ってロックしてからチューニング)。アームダウンする時にどうしても巻き付け部分が緩んでアームをもどしてもその巻き巻きが完全に戻らないからチューニングが上がってしまうんだよ。わかるかな?これがでかい。
  1弦のペグのほうが6弦側よりも低くなっている。

  弦を張る時に余長を作らず、まっすぐ張った状態でロックする。
  上の写真でチューニングが合っている状態。ペグの巻き取り部分が半回転もしていない。1〜6弦、張ってチューニングして巻きはすべて1回転未満。
 (ロックペグでなくてもシンクロナイズドトレモロを頻繁に使いチューニングが狂う人はなるべくペグの巻き取りを少なくしたほうがいい。でもロックペグ最強です。)

 この二つでかなりチューニングが安定するようになった。オススメです!!!

 でも今思えば、群馬が誇るGOTOのマグナム・ロックペグにすれば良かったかな...次はそうしよう(笑)。
あとは、配線は全部ひとまわり太いものに交換(ホームセンターのスピーカー用のより線)して、コンデンサを変えた(Black Cat) 。

 ピックアップはノーマル状態でセイモアダンカンが付いていた、たぶんフロントとミドルのシングルコイルはフェンダー製だと思う。
 メイプルワンピースのネックとの相性もよく、太くてそれでいて芯のあるいい音。

 実は、自分の中でのギター選びの基準というのがありまして...
それはアンプに繋がない「なま音」が良い、ということ。なま音の音量がそれなりに鳴るということ。これはエレキギターを弾き比べてみると結構違う。
 だからどう?と言われたらうまく言い返せないんだけど...自宅で練習で弾く時ってアンプにつなげないことのほうが多いんです。よく教本とか見ると、「ちゃんとアンプにつないで音を出して練習しなければだめ」って書いてあるんですけどね(笑)。両方やればいいと思う。アンプやエフェクターでごまかせる音もあるからね。

 でもそのせいか、気が付いたらまわりのギタリストよりもかな〜り強いピッキングになってしまっていたようだ(笑)
 でもメリットもあると思いますよ。ちゃんと弾けるようになりますよ。
  んで、アンプにつないだ時も、歪ませすぎたりエフェクターで加工しすぎなくても、ちゃんと聴ける音になると思いますよ。

 基本ストラトは鳴りがいいギターです。ソリッドなんだけど、ピックガードでフタをしているセミアコみたいな構造ですから。

 なにはともあれ、たよりになるギターです。
もちろん未だに現役バリバリです。

 最近Lone Star、再発売してるみたいですね。いいギターですよ。わりとお手頃価格だし!






2013年8月14日水曜日

この季節...

 暑いですね。異常な暑さです。

 この季節、夕立はつきものですが、夕立と言えば雷。
雷による被害って結構ありますよね?私は電気工事やってますのでいろんなお客さんの
雷被害を見てきて、自分もちょっとした被害があったり。

 雷が自宅のアンテナや屋根(!)、自宅に直接ではないにしても自宅に近い電柱などに落雷したりすると、電線に異常な電流が瞬間流れ込んだりします。その度合いは様々で、特に被害を受けやすいのは電話やインターホン、LAN、TVなどのいわゆる弱電機器です。

 まず電線が細いので、瞬間的でも大きな電流がながれると電線自体が燃え切れてしまったり。また弱電機器は機器内部の回路が損傷してしまったり、そして機器自体が高額。いまやテレビは大型だし、パソコンにはLAN配線が繋がっているし、もし家のすべてのそういう家電やパソコンが雷で被害を受けたらと思うとゾッとしますね。

 雷の被害に対する保険などもありますので、加入すると被害を受けたとしても、買い替え費用はなんとかなります。

 事前になるべく回避したいのなら、色んなタイプの「避雷器」があります。分電盤に取り付けるタイプとか、配線に割り込ませて接続するタイプとか。
 お手軽なのはホームセンターや家電量販店でも売っている避雷タップです。俺は大量に使用しています。パソコンや音楽機器、テレビなどはすべて避雷タップから接続しています。


 まぁそういう物をつけたからといって、100%安心か?と言われるとそうでもありません。あくまでも「つけていないよりも守られる可能性がある」というものです。ダメな時はダメ。でも場合によってはつけてて良かった、という事もある。

 じゃあどうすれば100%、安心できるのか。雷から自分のパソコンや家電を守れるのか?

 機器に接続されたケーブルをすべて抜いておく事です。電源はもちろん、LANや電話、光ケーブル、テレビアンテナ線...

 繋がっているケーブルが無いのならば、その機器に雷が直撃で落ちない限り、被害はありえないです。
 なかなか現実的ではない方法かもしれませんが。
それでも家にいてあまりにも外が雷でうるさいとき。または出かける前に今日は夕立がすごそうな予感がするのならば、転ばぬ先の杖。抜いておきましょう。
 壊れてからでは遅いですから...結構ガックリきますから。