それ以前にFender JapanのSSH、フロイドローズのストラトを15年以上使っていて、
それがフロイドのアンカーが倒れてボディがやられちゃったんで、引退させた。
そのかわりになるギターが欲しかったんだけど、当時持っていたけどあまり使っていなかったストラト
こいつも元々はナチュラルカラーだったのを塗装したりその他諸々大改造したものだったのだけれども、
それとヤフオクで安く手に入れた24F、SSH、フロイドローズのシャーベル、
これをまとめて1つのギターにしちゃおうと。
んで、シャーベルのネックとボディを使おうと。24Fあると便利だし、フロイドもそのまま組み込めるし。ただ紫のカラーリングはいただけない(笑)。
だからまずルックスをなんとかしようと塗装を全部落とす。
塗装が厚い厚い。時間をなんとか作りながら地道に2週間かけて塗装を落とした。
そうするとなんとも言えない質の悪そうな木目が...(笑)
できれば今まで使っていたFenderのサンバーストのイメージに近くしたい。木目をうっすら見せたい。ならば!表面に「ツキ板シート」という物を貼ることにした。
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これはプリントしたシールではなく、本物の木材を薄くカットしてシート状にしたもので、家具の表面に貼ったりして木目を出すためのものらしい。
ギターよりひとまわり大きくカットして、ギターに木工用ボンドを薄く塗りのばし、
アイロンを当てて接着する。
余分をカッターで切り、ペーパーで整える。
このままクリアで仕上げても奇麗にできそう。そうすればよかったかな〜。
ま、サンバーストにする為にまずベース色の黄色っぽい着色をする。
水性の木部着色材(ポアーステイン)で色を付ける。ホームセンターで売ってます。これを布で作ったテルテルボウズでボディーに塗っていく。まずメープル色で全体を黄色く。
そしてバーストさせたい赤を外周部に塗る。境目は水で少し薄めてから布に染み込ませて新聞紙で少しかすれ気味になるように調整し、コシコシとぼやかせてみた。 サイドは少し色を濃くしたくて100円ショップでマホガニーのステインを買って来た。全然使える。しかしサイドはどうしても奇麗にムラなくは着色できな くて、ならばムラを活かしてみようと、少し黒を混ぜたいなと筆ペンでチャっと色をつけてマホガニーで伸ばす。するといい感じで黒が木目に残り意外と味が出 た。
そしてサンディングシーラー(透明)を塗る。これは平面を出すための透明な塗装で、厚く塗りその後またペーパーをかけることにより塗装面はそのままで奇麗な面が作れる。サンドペーパー400番くらいで削る。
そのあとクリアーニス。最終塗装段階。これで大丈夫かはわからん(笑)。今回はハケで塗って仕上げる。ある程度塗り重ねたら400のサンドペーパーで平にし、また塗る。
いいかな~と思うくらい塗り重ねたら、耐水ペーパーに水をつけながら600番から1000、1200、1500番で段々と整えていく。最後は車磨き用のコンパウンドを中目、細め、極細目と磨き上げてワックスをかける。
ヘッドはニスのみでクリーア仕上げ。奇麗です。メーカーロゴはいらないので、自分の名字を入れてみました。こちらで制作していただきました。
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いよいよ組み上げます。配線やスイッチ、コンデンサは前回こだわって作った白ストラトから移植します。トーンポッドは新品に、1つ増設してフロントとリアで分けました。
ピックアップはディマジオで統一。フロントにToneZone S。ミドルにFS-1。リアにToneZoneでH-S-H構成に。ポジションセレクターでハーフトーン時にはフロント/リアのハンバッカーはシングルになるように。
ペグは白ストラトから移植。ブリッジはGOTOH製を新調。(フロイドはオリジナルかGOTOHに限ります。コストパフォーマンスでGOTOH に。今回ロックナット、テンションバー、などなど一式で10000円でした。おそらくどっかのメーカーのギターに組み込む予定だった物じゃないかな?パッ ケージ無しだったし)GOTOHは精度もいいけどトレモロブロックが少し長くて裏面にちょっとだけ干渉します。裏のカバープレートに当たっちゃう。でもそ れでアームアクションのフィーリングが全然良くなるんです。
という訳でいったんこのように組み上げたのですが、弾いてみると思ったような感じではない。ちょっと音が好みではない。もう少し太くネバッコイ音が欲しいし、なんだかピックガードにピックアップがマウントしてあるくらいにぼやかしてしまいたい。
ということで、ピックガード作成、ピックアップやペグ、フロイドローズなども交換することにした。
まずピックガード。
と、言う訳でホームセンターで黒の3mm厚アクリル板とそれを切るためのホットカッターを買って早速作成。
ちまたで売っているピックガードは形が合うわけがない。アクリル板などを切り出して作るしかない!
紙にボディの形を写し取り、さらに自分の好みの形にピックガードを描く。私はストラトが大好きなのでオーソドックスな形に。それを切り取り型紙にしてアクリル板にえんぴつでマーキング。
ビクビクしながらホットカッターでえんぴつ線よりも5mmほど外側で切る。ゆっくりと進めるが結構力がいるもんだ。なれてくるともっとぎりぎりで切ってやろうかと言う気がしてくるが失敗が怖いので葛藤しながら作業。
なにせ色が黒なのでえんぴつ線が見づらい。。。のでえんぴつ線をこんどはとがった千枚通しのようなものでケガく。手元を照明で明るくしてバッチリ。
ボディに合わせては削り、ネックをのせてみて。。。おお、なかなかいい感じ。各種穴もあけて、取り付けビス用の穴のテーパーも専用のキリで作る。外周をやすりで斜めに削って。。。
と、ルックスがかなり以前のFenderJAPANにそっくりになった。
ピックアップはフロントにディマジオFS-1、ミドルはフェンダー純正、リアはディマジオX2Nパワープラス。これはそっくり引退したFender からまるまる乗せ変えた。よってかなり以前と近いニュアンスを得ることができるはず...
なかなかいい太い音を出すことができたと思う!
ハードロックとかに使えそう...なんだが、いま現実的に俺はハードロックを弾く機会がない(笑)ので、結局あまり出番がない...
でもこのギターを組み上げたことにより、経験値があがってこの後にもう一本、作り上げることになる。
それはまた次の機会に...