2013年12月28日土曜日

レベッカの「フレンズ」で自分なりにソロを弾いてみた(+ 再生リスト)



レベッカの名曲、「フレンズ」のソロは日本Rock史上に残る名演(?)、素晴らしいなぁと思うわけです。

mixiで私が管理人をしている(と言ってもほぼ放置状態ですが...)コミュニティで、自分なりにオリジナルソロを弾くトピックでチャレンジです。

mixi"G"starsコミュニティ
http://mixi.jp/view_community.pl?id=3493014
レベッカの「フレンズ」!!
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comment_count=6&comm_id=3493014&id=74009454

 普段あまり自分のギターにモジュレーション系エフェクトはかけないのですが、今回はBOSS GT-3のプリセット「53 ST DRIVE」のディレイだけを切ってLINE録音しました。

2013年10月22日火曜日

アコギのオクターブ調整

 おひさしぶりっす!

 最近仕事が忙しかったので、体調もイマイチでした。まだ事故の影響もありますのでね。台風も今年はひどいからそのせいもあるかもしれませんね。
 
 さて、もちろん今まで長くギターをやってきて、エレキだけじゃなくてエレアコとかも弾く機会がありましたから、何本かアコギを所有しているのですが、なんとなくオクターブ調整から逃げておりました。素人にはちょっと敷居の高いものだなぁと。じゃあプロにお金を払って頼んだらいいじゃないか(笑)。でももったいない、いつか自分でやってみようと思いながら...数年放置が続いてました。

 これじゃイカーン!

 やはり解放弦でチューニングしても高音フレットで弾くほどに音は狂っていく!、とくにG弦(3弦)がひどい。いままで実はG弦だけ、5フレットとか7フレットを押さえた音でチューニングしてました。あまり解放弦を使わないので(笑)。

 いよいよチャレンジしてみようかなと。

 まずはちょうどステージで使う機会 があったので、ゴダンのデュエットナイロンというギターをオクターブ調整してみる。
 ちなみにこのギターはナイロン弦、いわゆるガットギターとかクラシックギターと呼ばれるものをエレアコにした物で、ボディは薄く、それでも鳴りが良いような特殊な構造、ネックも細く(太いバージョンもある)ひきやすいし、ステージで鳴らす為にハウリングキャンセル機能やピックアップも2種類搭載してミックス加減も調整可能な素晴らしいギター(笑)。

弦を外した状態。ブリッジについている白く線のように見えるもの、これがエレキで言うコマの部分で、エレキの場合はここを前後に動かしてオクターブ調整するのだが、アコギはビスで動くような作りになっていない。このブリッジ部分(弦が接している部分)を削ってオクターブ調整するのだ!

 削る、ということは...

 失敗したら元には戻せない!ということだ!!

 まあ厳密に言えば削りすぎてしまったらそのパーツを手に入れてまたイチからやりなおし、となり非常に大変だ。

このコマ部分は接着とかはされていない。コキッと外れるはず。弦を張ればそのちからで外れることはないしね。調整しなさいよ、ということで外れるようになっているはず。


あらかじめチューナーで解放弦をチューニングしてから、12フレットの音が高くなるか低くなるか、そしてその狂いの量を把握しておく。12フレットの音が高くなってしまうのであればコマのネック側を削り、低くなってしまうのなら逆側を削るのだ。
 もちろん弦一本ごとにその狂いは違うので、私は写真のように「だいたいこんなもんかな?」と削る部分に鉛筆で色を塗った。

そして板やすりで削る!

 もうこの時点では勘でやるしかないので、少し削り足りないかも?と思えるくらいで弦を張って確認、削り足りないなら弦をベロベロに緩めて外してまた削る、というのを繰り返した方が安全。だが、勘の良い人ならそこそこ一発で決まるよ。ドンピシャじゃなくたって...ギターなんてそもそもチューニングの狂う楽器だし(笑)それを言っちゃあオシマイなので、ソコソコ合うくらいにはやっておきましょう!!

俺のゴダンの場合はこんな感じ。もちろん始めからあまり狂っていない弦もある。俺の場合は1弦は大丈夫だったのでノータッチ。

そして元の場所にカコッとはめる。



  そして弦を張る。
 最近はナイロン弦でもボールエンドがついている物がある。めんどくさいので俺もそういうのを探して使っている。以前はアリアから販売されていたが今回は見つからなかったのでアーニーボウルのものを張った。

 ペグ部分への巻き方は写真を見てください。一巻き目を巻くと弦が締まる、って感じで巻き始める(エレキでも細い弦、1〜3弦はこうしたほうがいい)。なおかつあまり多くペグに巻き付けないのがチューニングが狂いにくくなるコツ。
 チューニングは巻き付けてある部分が緩んだり元に戻ろうとすることで狂うことが多い。特にアームでベンドさせた時、チョーキングした時に起こる。 だからエレキはフロイドローズの場合はロックナットを使ったり、ロックナットでは無い場合はペグをロックペグやGOTOのマグナムロックにしたりするのだ。普通のペグの場合も極力、巻いている量を減らす人もいる。

 アコギの場合も同様なのだが、エレキほど神経質にはならなくてもいい。ベントもチョーキングもほとんどしないし...

 ただ、ペグでチューニングする場合は、かならず低い音からペグを回してチューニングしなさい!ってのも巻いてある弦がゆるんでしまうとすぐその後にチューニングが狂うから。ちゃんと常に緩んでいない状態にしてあげるという意味だ。


 かくして、ちゃんとオクターブ調整したゴダンは気持ちよく鳴る。これが正解。もっとはやくやっておけば良かった。
 しかし、まだ控えているアコギは数本ある...またそれぞれ出番が来た時にでも、ステージ直前にやろう(笑)。追いつめられないと宿題はやらないタイプだ。俺...








2013年9月2日月曜日

所有ギターその2 シャーベルSSH改造 コンポストラト1

今から4年前くらいに組み上げたギター。

 それ以前にFender JapanのSSH、フロイドローズのストラトを15年以上使っていて、
それがフロイドのアンカーが倒れてボディがやられちゃったんで、引退させた。
 そのかわりになるギターが欲しかったんだけど、当時持っていたけどあまり使っていなかったストラト
こいつも元々はナチュラルカラーだったのを塗装したりその他諸々大改造したものだったのだけれども、
 それとヤフオクで安く手に入れた24F、SSH、フロイドローズのシャーベル、


 これをまとめて1つのギターにしちゃおうと。
んで、シャーベルのネックとボディを使おうと。24Fあると便利だし、フロイドもそのまま組み込めるし。ただ紫のカラーリングはいただけない(笑)。
 だからまずルックスをなんとかしようと塗装を全部落とす。


塗装が厚い厚い。時間をなんとか作りながら地道に2週間かけて塗装を落とした。
そうするとなんとも言えない質の悪そうな木目が...(笑)
 できれば今まで使っていたFenderのサンバーストのイメージに近くしたい。木目をうっすら見せたい。ならば!表面に「ツキ板シート」という物を貼ることにした。
http://www.banshokai.co.jp/html/vsheet000/vsheet000.html 
 これはプリントしたシールではなく、本物の木材を薄くカットしてシート状にしたもので、家具の表面に貼ったりして木目を出すためのものらしい。
ギターよりひとまわり大きくカットして、ギターに木工用ボンドを薄く塗りのばし、
アイロンを当てて接着する。
余分をカッターで切り、ペーパーで整える。
このままクリアで仕上げても奇麗にできそう。そうすればよかったかな〜。
ま、サンバーストにする為にまずベース色の黄色っぽい着色をする。
 水性の木部着色材(ポアーステイン)で色を付ける。ホームセンターで売ってます。これを布で作ったテルテルボウズでボディーに塗っていく。まずメープル色で全体を黄色く。 

そしてバーストさせたい赤を外周部に塗る。境目は水で少し薄めてから布に染み込ませて新聞紙で少しかすれ気味になるように調整し、コシコシとぼやかせてみた。
  サイドは少し色を濃くしたくて100円ショップでマホガニーのステインを買って来た。全然使える。しかしサイドはどうしても奇麗にムラなくは着色できな くて、ならばムラを活かしてみようと、少し黒を混ぜたいなと筆ペンでチャっと色をつけてマホガニーで伸ばす。するといい感じで黒が木目に残り意外と味が出 た。

 そしてサンディングシーラー(透明)を塗る。これは平面を出すための透明な塗装で、厚く塗りその後またペーパーをかけることにより塗装面はそのままで奇麗な面が作れる。サンドペーパー400番くらいで削る。

 そのあとクリアーニス。最終塗装段階。これで大丈夫かはわからん(笑)。今回はハケで塗って仕上げる。ある程度塗り重ねたら400のサンドペーパーで平にし、また塗る。
 いいかな~と思うくらい塗り重ねたら、耐水ペーパーに水をつけながら600番から1000、1200、1500番で段々と整えていく。最後は車磨き用のコンパウンドを中目、細め、極細目と磨き上げてワックスをかける。


ヘッドはニスのみでクリーア仕上げ。奇麗です。メーカーロゴはいらないので、自分の名字を入れてみました。こちらで制作していただきました。
http://www.kazaliya.com/
いよいよ組み上げます。配線やスイッチ、コンデンサは前回こだわって作った白ストラトから移植します。トーンポッドは新品に、1つ増設してフロントとリアで分けました。
 ピックアップはディマジオで統一。フロントにToneZone S。ミドルにFS-1。リアにToneZoneでH-S-H構成に。ポジションセレクターでハーフトーン時にはフロント/リアのハンバッカーはシングルになるように。

 ペグは白ストラトから移植。ブリッジはGOTOH製を新調。(フロイドはオリジナルかGOTOHに限ります。コストパフォーマンスでGOTOH に。今回ロックナット、テンションバー、などなど一式で10000円でした。おそらくどっかのメーカーのギターに組み込む予定だった物じゃないかな?パッ ケージ無しだったし)GOTOHは精度もいいけどトレモロブロックが少し長くて裏面にちょっとだけ干渉します。裏のカバープレートに当たっちゃう。でもそ れでアームアクションのフィーリングが全然良くなるんです。



 という訳でいったんこのように組み上げたのですが、弾いてみると思ったような感じではない。ちょっと音が好みではない。もう少し太くネバッコイ音が欲しいし、なんだかピックガードにピックアップがマウントしてあるくらいにぼやかしてしまいたい。

 ということで、ピックガード作成、ピックアップやペグ、フロイドローズなども交換することにした。

まずピックガード。
 と、言う訳でホームセンターで黒の3mm厚アクリル板とそれを切るためのホットカッターを買って早速作成。 

ちまたで売っているピックガードは形が合うわけがない。アクリル板などを切り出して作るしかない!
紙にボディの形を写し取り、さらに自分の好みの形にピックガードを描く。私はストラトが大好きなのでオーソドックスな形に。それを切り取り型紙にしてアクリル板にえんぴつでマーキング。

 ビクビクしながらホットカッターでえんぴつ線よりも5mmほど外側で切る。ゆっくりと進めるが結構力がいるもんだ。なれてくるともっとぎりぎりで切ってやろうかと言う気がしてくるが失敗が怖いので葛藤しながら作業。
 
 なにせ色が黒なのでえんぴつ線が見づらい。。。のでえんぴつ線をこんどはとがった千枚通しのようなものでケガく。手元を照明で明るくしてバッチリ。 

ボディに合わせては削り、ネックをのせてみて。。。おお、なかなかいい感じ。各種穴もあけて、取り付けビス用の穴のテーパーも専用のキリで作る。外周をやすりで斜めに削って。。。

 と、ルックスがかなり以前のFenderJAPANにそっくりになった。

 ピックアップはフロントにディマジオFS-1、ミドルはフェンダー純正、リアはディマジオX2Nパワープラス。これはそっくり引退したFender からまるまる乗せ変えた。よってかなり以前と近いニュアンスを得ることができるはず...
なかなかいい太い音を出すことができたと思う!

 ハードロックとかに使えそう...なんだが、いま現実的に俺はハードロックを弾く機会がない(笑)ので、結局あまり出番がない...

 でもこのギターを組み上げたことにより、経験値があがってこの後にもう一本、作り上げることになる。

 それはまた次の機会に...















2013年8月24日土曜日

所有ギターその1 Fender Lone Star Stratocaster

 ギターを弾いてなんと30年近くなってしまった...
歳もとるよなぁ。このブログを見てくれている人は俺を何歳だと思ってるか知らないが(笑)。
 データを見ると検索で飛んでくる人がほとんどだと思う。「フロイドローズ 調整」が一番多いよね。あとは「Epiphone DOT STUDIO」とか「YAMAHA HS5」とか。

 持っているギターは本数は少ない。必要最小限。どっぷりアマチュア・ギタリストだけど頼まれて弾くことが多い。様々なジャンルを1ステージで弾くことも多い。ポップス、ロック、演歌...ゆえにオールマイティなストラトを好んで使うことになる。しかもハンバッカーP.U搭載のモノ。

 今は隠居したエレキギター達もほとんどがストラトでリアがハンバッカーなので、まぁそれが好きだというのもある。現存してるエレキギターで一番歴史が長いのがこのギター。
  USA FenderのStratocaster「Lone Star 」
90年代後半に販売されていたもの。つまり俺が20代後半(笑)に購入。
これを購入した時のエピソードがあって、友人たちには何度も話したことあるおなじみのエピソードなんだけど...
 それまでマーシャルのJCM-900を持っててそれでステージとかで鳴らしていたんだけども、もっとフットワークの軽いコンボタイプのアンプが欲しかったし、実際必要に迫られていたので楽器店に行った。もうその日にでも買うつもりで。
 そしたら楽器店にコイツが飾ってあったのね...
実はその以前からSSHのフェンダーのストラトはいつも「無いかなぁ〜、無いなぁ〜」と楽器店を眺めていたのだ。当時は本当に無かったんだよね。全部3Sしか無くって。今みたいにネットやスマホで検索ってのも気軽にできなかったし、さすがにギターは通販とかでは買いたくない、試奏はしたかったし、それにしても本当に「無かった」。でもその日は突然コイツが現れた(笑)。

 見た瞬間、「俺、これ買うな。」って思ったけどさ(笑)。一応 試奏させてもらって...そしたらいいんだよね。まぁ、速攻購入したわけさ。アンプのことはすっかり頭から抜けてたね。その次の月に給料出てからまたアンプを買いにいったさ(笑)。

 以前に「上毛ファイターズ」っていうオリジナル・インスト のバンドを一生懸命やってた事があって、一応CDも作って、ライブも一生懸命やってて。その時にこのギターを主に使ってた。

 アームユニットは2点式のシンクロナイズドでかなりスムーズ。フローティングしてあるのでフロイドローズとまではいかないけどいい感じでアーミングできる。バネは2本ハの字がけ。変則的にかけてる、写真のように。アームダウン後に高音弦のほうが戻りが悪いような気がして。試行錯誤中。

 しかしチューニングが狂うのよ。アーミングしたあとに。どうにかそれを少しでも解消できないかなと手を加えた。


 ブリッジのコマ部分。カーボンのものに交換した。これはお手軽改造。ただ交換するだけだし、アメスタ用のコマを選べばいいんだから。ちなみにストラトのシンクロナイズドにも種類があってそれによって部品形状も違ったりするから注意。
 これはチューニングの狂いはそれほど解消しなかったけど、弦が切れなくなったし、音がかなり変わった。マイルドになった気がする。これも好みはあると思うけど自分としてはいい方向に変わってくれたと思ってる。
  それで次に、ローラーナットに交換。ジェフベック・モデルには標準搭載なんだよね。ナット部分をカーボンにしたことは以前あったんだけどイマイチだったのでどうせならと思い切って。しかしこれは付いてたナットを外してそのまま付けることは不可能。すこし指板を加工(削る)しなければならないし、取り付けビスの下穴も開けなくちゃならない。音程にも関わる部分なのでショップに取り付けをお願いしたほうが安全。俺は自分でやっちゃったけど(笑)。これは逆に少し音が固くなった。

 同時にシャーラーのロックペグに交換(テンションガイドを外した。ペグの高さが1弦〜6弦で違うので必要ない)。これでペグに弦を巻き付けるのを最小限にする(ほとんど巻かなくてすむ。手でピーンと引っ張ってロックしてからチューニング)。アームダウンする時にどうしても巻き付け部分が緩んでアームをもどしてもその巻き巻きが完全に戻らないからチューニングが上がってしまうんだよ。わかるかな?これがでかい。
  1弦のペグのほうが6弦側よりも低くなっている。

  弦を張る時に余長を作らず、まっすぐ張った状態でロックする。
  上の写真でチューニングが合っている状態。ペグの巻き取り部分が半回転もしていない。1〜6弦、張ってチューニングして巻きはすべて1回転未満。
 (ロックペグでなくてもシンクロナイズドトレモロを頻繁に使いチューニングが狂う人はなるべくペグの巻き取りを少なくしたほうがいい。でもロックペグ最強です。)

 この二つでかなりチューニングが安定するようになった。オススメです!!!

 でも今思えば、群馬が誇るGOTOのマグナム・ロックペグにすれば良かったかな...次はそうしよう(笑)。
あとは、配線は全部ひとまわり太いものに交換(ホームセンターのスピーカー用のより線)して、コンデンサを変えた(Black Cat) 。

 ピックアップはノーマル状態でセイモアダンカンが付いていた、たぶんフロントとミドルのシングルコイルはフェンダー製だと思う。
 メイプルワンピースのネックとの相性もよく、太くてそれでいて芯のあるいい音。

 実は、自分の中でのギター選びの基準というのがありまして...
それはアンプに繋がない「なま音」が良い、ということ。なま音の音量がそれなりに鳴るということ。これはエレキギターを弾き比べてみると結構違う。
 だからどう?と言われたらうまく言い返せないんだけど...自宅で練習で弾く時ってアンプにつなげないことのほうが多いんです。よく教本とか見ると、「ちゃんとアンプにつないで音を出して練習しなければだめ」って書いてあるんですけどね(笑)。両方やればいいと思う。アンプやエフェクターでごまかせる音もあるからね。

 でもそのせいか、気が付いたらまわりのギタリストよりもかな〜り強いピッキングになってしまっていたようだ(笑)
 でもメリットもあると思いますよ。ちゃんと弾けるようになりますよ。
  んで、アンプにつないだ時も、歪ませすぎたりエフェクターで加工しすぎなくても、ちゃんと聴ける音になると思いますよ。

 基本ストラトは鳴りがいいギターです。ソリッドなんだけど、ピックガードでフタをしているセミアコみたいな構造ですから。

 なにはともあれ、たよりになるギターです。
もちろん未だに現役バリバリです。

 最近Lone Star、再発売してるみたいですね。いいギターですよ。わりとお手頃価格だし!






2013年8月14日水曜日

この季節...

 暑いですね。異常な暑さです。

 この季節、夕立はつきものですが、夕立と言えば雷。
雷による被害って結構ありますよね?私は電気工事やってますのでいろんなお客さんの
雷被害を見てきて、自分もちょっとした被害があったり。

 雷が自宅のアンテナや屋根(!)、自宅に直接ではないにしても自宅に近い電柱などに落雷したりすると、電線に異常な電流が瞬間流れ込んだりします。その度合いは様々で、特に被害を受けやすいのは電話やインターホン、LAN、TVなどのいわゆる弱電機器です。

 まず電線が細いので、瞬間的でも大きな電流がながれると電線自体が燃え切れてしまったり。また弱電機器は機器内部の回路が損傷してしまったり、そして機器自体が高額。いまやテレビは大型だし、パソコンにはLAN配線が繋がっているし、もし家のすべてのそういう家電やパソコンが雷で被害を受けたらと思うとゾッとしますね。

 雷の被害に対する保険などもありますので、加入すると被害を受けたとしても、買い替え費用はなんとかなります。

 事前になるべく回避したいのなら、色んなタイプの「避雷器」があります。分電盤に取り付けるタイプとか、配線に割り込ませて接続するタイプとか。
 お手軽なのはホームセンターや家電量販店でも売っている避雷タップです。俺は大量に使用しています。パソコンや音楽機器、テレビなどはすべて避雷タップから接続しています。


 まぁそういう物をつけたからといって、100%安心か?と言われるとそうでもありません。あくまでも「つけていないよりも守られる可能性がある」というものです。ダメな時はダメ。でも場合によってはつけてて良かった、という事もある。

 じゃあどうすれば100%、安心できるのか。雷から自分のパソコンや家電を守れるのか?

 機器に接続されたケーブルをすべて抜いておく事です。電源はもちろん、LANや電話、光ケーブル、テレビアンテナ線...

 繋がっているケーブルが無いのならば、その機器に雷が直撃で落ちない限り、被害はありえないです。
 なかなか現実的ではない方法かもしれませんが。
それでも家にいてあまりにも外が雷でうるさいとき。または出かける前に今日は夕立がすごそうな予感がするのならば、転ばぬ先の杖。抜いておきましょう。
 壊れてからでは遅いですから...結構ガックリきますから。

2013年7月18日木曜日

YAMAHA HS5(モニタースピーカー)

 今までモニター環境になんでこんなに無頓着だったのだろう...?

  部屋のスペースが小さいからとか、音を大きくだせないからという理由は確かにあったのだが、そこまで求めていなかった自分というのも大きな原因。
  長くDTMは続けてはいたが、金はかけていなかったし、できる環境の中で最大限のことを、しかも自分のレベルに合った身の丈レベルで、というのも原因だったのかな。
 もともとギタリストなんだよ俺は!(笑)と、いうのもある。
そこまで追求しないし、できないと頭のどこかで考えていたのかな。

 今年に入ってミックスやマスタリングをもっと勉強してみようと思ってから、途端にモニター環境が気になりだしてまずはAKGのヘッドフォンK271MkIIを購入。(ここでSonyの定番モニターヘッドフォンを買わないあたりが少しヘソ曲がり)

 しかしスピーカーはなんだか店舗の壁に着いているようなレグザのスピーカー、ミニコンポのアンプから音を出していた。なんだかどうもしっくりくる筈もなく、う〜んやっぱり一度ちゃんとしたモニター環境を体験しなければと思っていた。

 そんな時にたまたまできたんだよね、新しい楽器屋さんが。結構有名な。
んで当然どんなもんか見にいくじゃん。そしたらモニタースピーカーが結構いくつも置いてあったのさ。雑誌で良く見るような定番なやつが。そんで棚に並んでいて自分でスイッチを切り替えて聴き比べできるようになってた。

 なんというタイミング!!

 まぁお店ではセッティングも適当だし鳴らしている曲もなんだか俺は聴いたことないようなジャンルなんだが、それでもいろいろと比較できるというのは嬉しいよね。ネットで賭けに出て買うのとは違うよね。

 だから思い切ってそこで買うことにしたんだ。散々聴き比べさせてもらって買うのは激安ネットショップでは申し訳ないし、その楽器屋も長く潰れずに営業していただきたいという願いも込めて。

 ちなみに置いてあったのはYAMAHAとかジェネリックとかベリンガーとかADAMとか色々あった。
 が、金額的な問題もあるからね、現実的にコストパフォーマンスの高いものを選ぼうと。無理しない程度のもので。なにせ初心者だからね(笑)。

   んで、結局、新発売のYAMAHA HS5にしました。
MSP5&3も置いてあったけど、MSP5も良さそうだったけどちょっとHS5よりも高かったし、正直音の好みもHS5のほうだった。加えてこのルックスはミーハーと言われようが選びたくなるでしょ!(笑)

 んで写真の通り、スチール棚の上に置いてあるものですから最初は確かに以前の環境より音は良くなったがまだまだ「?」って感じだった。
 色々調べていくうちに置き方もちゃんとセッティングしなければならないことがわかって、スピーカーの距離や角度、その下に何を入れるかを色々試してみた。

 まだまだ調整の余地はありそうだけど、背面から壁の距離やスピーカーの左右の距離、スチール棚に置くという環境は今の所はどうにもならない ので、底面にインシュレーターのかわりに袋ナットを三つ、前後の大きさを変えて(後ろ一個を大きいものにして)すこし前に傾けてみた。ちょっとスピーカーの高さが高いので。

 それとその更に下に、ホームセンターで御影石のプレートを買ってきて敷いた。これが劇的に音が変わった。
 一気に音の分離感が上がった。素人の俺でもわかる。なにせ御影石が無かった時のミックスした音源を聴くと鼻で笑えるようなアラがすごく良く見えてしまったからだ。

うわ〜...

 大事だな。モニター環境。

 やりながらさらに詰めていきます。


2013年7月15日月曜日

BFD2、拡張音源のインストール

 BFD2の拡張音源が7月末まで半額のセールを行っているとの事で。
http://www.minet.jp/fxpansion/bfd-download

 ダウンロード販売で、購入するとメールでシリアルナンバーと国内サポートIDが送られてくる。
 本国FXpansionのサイトに行き、BFD2本体の時に登録したアカウントにログイン。SUPPORTからRegister、拡張音源のシリアルナンバーを入力。Downloadでダウンロードする。

 Product audio contentが1 of 3から3 of 3とか、複数のデータに分かれているので全部ダウンロード。Bonus audio contentがあればそれも。

 圧縮ファイルがダウンロードされるので、適当な場所に解凍する。解凍したフォルダの中にインストーラーがあるので(Mac用、Windows用と分かれている)起動する。(画像はMacです)
 起動すると、
 まずはこんな画面、Nextを押す。
 次はこんな画面。同意書かな?下のチェックボックスにチェックを入れてからNext。
  インストールする場所を指定するのだが、ここで選択ウインドウに表示されるのが今まで自分がBFD2のデータを格納してました、って場所。容量に問題がなければBrowse...で他の場所を選ぶことはない。もちろん任意の場所を新たに選んでも大丈夫。
  そしてデータ量の大きさをどのくらいでインストールするか。
強弱での表現力が多ければfull。マシン性能やらの理由で小さいデータにしたければsmall。


 インストールされたところで、FX License Managerを起動する。

  自動的にスキャンして、ライセンスが認められているものはStatusにokと出る。アクティベートされていないものは選択するとアクティベーションボタンが出るのでそこからシリアルナンバーを入力すればアクティベーション完了。使えるようになる。

 はずなんだけど...(笑)。

 

  実際にはそんなうまくは行かなかったわけです。
 ここにインストールした拡張音源が表示されない場合、 FX License Managerが新しく追加した拡張音源を見つけられない、という事で。

 ここからインストールする場所を変えてみたり、マニュアルを見ながら何度もやり直ししてみたりの葛藤があってからの〜
http://www.minet.jp/support/content/view/253/37/
 ここの情報を元にして、

BFD2を起動し、preferences page(四角にチェックのマーク)へ行く。

  Data Pathsというのが今まで使っていたBFD2データが入っている場所、ということになるが、追加した拡張音源がそこに入っていても、まだ認識はされていないようで。
 その上のほうにあるボタン、「Scan data paths for new file」を押して、拡張音源データを認識させる必要がある。その隣の「Trash and rebuild databases」でも認識を最初から再構築してくれるみたいだけど。
  なんどかアラート内のOKボタンを押していけば拡張音源のデータが認識されて、BFD2のLOADメニューから拡張音源のデータを呼び出せるようになります。


 拡張音源に付属するマニュアルや、BFDセットアップマニュアル、はては英語のマニュアルを翻訳したりして試行錯誤したわけだが、まさかQ&Aのページから答えが見つかるとはね。

 だいたいこういうマニュアルがツボを得ていないケースが多い。
みんなも困ったら存在するすべてのマニュアルのチェック、そしてQ&Aのページにアクセス!!


 ちなみに私は今回、ヤマハのキットを2種類購入しました。やっぱヤマハはオーソドックスで馴染む。TAMAとかPealも出ないかなぁ~。


2013年6月16日日曜日

DP8で録音、ミックス。Wavelab8でマスタリング。



 ちょっと、とある企画の為に。(わかる人にはわかっちゃうと思いますが(笑))だから作った音源は公開できませんが...

チャレンジというか、むしろDP8とWAVELAB8の操作を自分に強制的に覚えさせる手段として(笑)アレンジからミックス、マスタリング(というか音圧調整)。

 ある女性ボーカリストの歌素材だけいただいてDP8に読み込んで。

 アレンジ手順としては始めにMIDIのピアノだけで一曲、最初から最後までアレンジしてしまう。曲の長さや構成などをピアノ一本でだいたい決めてしまう。

 そこからドラム、ベース、シンセやギターにアレンジを分けながら修正、色付けをしていく。
 使った音源はドラムは当然BFD2、シンセ、ストリングス、ベース、ピアノにGoliath、ちょっとしたSEや一部ストリングスにMU1000、ギターはEpiphone DOT STUDIOをFender HOTROD Deluxで鳴らしてSHURE SM58で録音。

うわー、いったい何トラックあるんだ?(笑)
 



 ディスプレイ3面でも足らん!(笑)まぁこの辺は作業の仕方でもっと効率よく、画面が少なくともできるようにするべきなんでしょうけれども。
 ミックスは非常に複雑 (だがそこまでするべきなんでしょうね)。
 ボーカル・パートはメイントラックと一部そのダブリング(同じように歌ったトラック)。メインに対するハモりとそのダブリング。中間部のSE的なパート4声(これは必要に応じて一つをミュート)。それに重なる掛け合い2パート×各ダブリング。アウトロに3声×ダブリング。
 メインボーカル・トラックをアレンジの都合上、ドライ・パート(ノンリバーブ、ノンディレイ)と、ウェット・パートに分ける。
 それとメインに対するハモリパート (ダブリングは結果的にミュート)をひとつのAUXトラックに送る。ここはドライパートも存在するので各トラックでリバーブとディレイへセンド。
 他のボーカルトラックも同じように、固まりごとにAUXトラックに送り、一度にAUXからリバーブとディレイにセンドしたり。
 各AUXトラックから更にAll Vocal AUX トラックに集結。そこからOutPut1-2へ。

 楽器もギターのAUX(クリーン、ミュート、アルペジオ、歪み)、ストリングス(バイオリン、チェロ、中音、低音)のAUX、ドラムのAUX(スネア、バスドラ、その他)にまとめる。
  その他シンセパッド3種、ベースなどはそのままOutPutへ。
 各トラックのリバーブ・ディレイへのセンド 量や、カブらない周波数調節(EQ)、コンプやリミッターを調整して、音量バランスとってミックス。
 スピーカーで聴いたり、いくつかヘッドフォンを換えて聴いたり。やっぱモニター環境は大事ですね。全然それぞれの聞こえ方が違う。ヘッドフォンは一応モニター用にAKGのK271MkIIを導入したのですが。
 やはり、アンプを通したスピーカー、アンプからのヘッドフォン、Focusrite Scarlett2i4(オーディオインターフェイス)からのヘッドフォン、MacからのVRM-Boxでのヘッドフォン、それぞれでかなり聴こえてくる音が違う。ボーカルとバックのオケ、そしてそれぞれの楽器トラックのバランスも変わる。ヘッドフォンも数種類換えてみたりして聴き比べしたり。

 がんばってモニター用のちゃんとしたスピーカー欲しい...
 
 限られた時間の中の作業だったが、今までめんどくさくて逃げていた作業まで踏み込んでみた。
 と、いうか今まで音源を作るといってもプラグインエフェクトをまともに理解できていなかった。ギターを弾く時に使っていたエフェクターの感覚とはまったく知識が異なるし...
 自分の作った曲を後々バンドで演奏できるようにメンバーに渡すためのデモ的な音源として作っていたのが主たる目的だったから、今までは本当にそこまで踏み込んでいなかった。
 しかし、最近は若いボーカリストに曲を提供したり、演奏するのはともかくとして例えばオケを渡してそれを使ってもらったりすることもチラホラと。
 自分でできることを増やしてある程度、完成度の高い音源を作れるようになれば、自分の活動の幅も広がるし、色んな人の役に立つ!
エフェクトプラグイン。
空間系で空気感、広がり、一体感、なじみ感を出す。アンプシュミレーターで色んな音を歪ませてみる。EQで重なる帯域をカットして、聴かせたい所をブーストする。コンプレッサー、リミッターで音圧を平均化する。MS処理で広がりを出す。etc...........

 こういう効果が出したいからこのプラグインをこう使う。ということを少しずつだが以前よりも理解が深められたと思う。

 もちろん各トラックボリューム、パンのバランス調整が基本なのは言うまでもない。
センドでエフェクトに送った音の音量やパン、EQ処理なども今までより複雑にコントロールしてみる。ボーカルの聴こえにくい部分をボリュームオートメーションで書き込んでみたり。波形自体を切ったり貼ったりも。

 何度も何度も繰り返し聴いては修正、時間の許す限りミックスにあれこれ手をかけたが、マスタリングの時間も考えて(キリもつかないし)2mixしてwave形式で保存。
 ここまででDP8を閉じる。

 そしていよいよWavelab8での作業。

 ほとんど知識のない今の自分の状況。残された時間ももう少ない。
ので多くは望まず、今回は最低限なことを目標に、音量をギリギリ許されるまで上げること。そして音圧を上げること。EQで2mixがどう変わるかを確認する事。

 やはりWavelabも何が必要かってプラグインの知識だね。


 
 今回、使ってみたメーターとプラグイン。
メーターは普通にレベルメーターと、ラウドネスメーターってのを表示させておいたが、正直まだラウドネスメーターは訳がわからん(笑)
 レベルメーターはピークレベルがいくつだったのか表示が残るので限りなく0dbに近く、でも0dbを超えないように何度もピーク表示をリセットしながら確認。
 プラグインはEQ、マキシマイザー、マルチバンドコンプレッサー、ピークマスターを使った。よくわかっていないで複雑にいじくると収集つかなくなるので、今回はほとんどプリセットを呼び出しそのまま使用。それでも今までできなかった領域まで音が変わっていく。悪い方向ではない。 あきらかに今まで作っていた音源の最終型とは迫力も音量も違う。今後はもっと理解を深めてどんどん使っていきたい。

 ちなみにWavelab加工前の2mix波形がこれ。

 Wavelabで2mixを処理したあとの波形がコレ。







 明らかに波形の大きさが違う。もちろん今回はWavelabの作業をすることを想定してDPでmixしたので、DPでの2mixではあまり音量を上げないようにした。






 しかしスタインバーグのHPにちょっとしたチュートリアルというか解説があったのでプリントアウトして眺めながら作業したんだけど、0dbに限界まで近づく為にLevelerで設定するってなってたんだよね。でもLevelerのボリュームを0.001dbにしてもダメだったよ。んでどうもPeakMasterで設定するとクリップもしない。
 Levelerはボリュームを調整、その後にPeakMasterでリミッター的にピークを押さえる。って感じみたいだね。コンプやリミッターなどは一つで思い切りかけるよりもいくつか複合して使うといい感じになるようだ。もちろんそのひとつひとつに目的をもって使えば、ちゃんと自分の目指したい音に近づくことができるんだろうね〜。

 っつーかLevelerとPeakMaster、似過ぎ(笑)

 とりあえず作業終了してから次の日にWabelabのマニュアルをプラグインの部分だけプリントアウトした。やはり理解を深めてトライ&エラーを繰り返さなければ、使いこなせないんだなぁ。道のりは遠いががんばろう。