2013年2月18日月曜日

YAMAHA DTX430Kを購入。だが、しかし...

 MIDIでドラムを打ち込みするのにキーボードの鍵盤じゃなかなか感じが出にくいのは今まで常に思っていたところ。
 怪我からのリハビリで適度な運動になるのを兼ねて、入力装置としても期待を込めて、思い切ってYAMAHAの電子ドラムDTX430Kを購入!

 DTX400シリーズは去年の秋くらいに発売開始になったYAMAHAでは一番価格の安いシリーズらしい、が、上位機種のいい機能を厳選したようなイメージを広告やホームページのプロモーション、ネットでの記事を拝見して感じ取ったので、「ドラム初心者には十分だし、MIDI打ち込みの入力するのもスネアをアップグレードしてシンバル一枚追加すれば便利だろう」と思った。



 左の写真はDTX430Kの標準装備のキット構成。DTK400Kとの違いはハイハットコントローラー(クローズ、オープン、ハーフオープン、フットスプラッシュ対応のHH65)、キックパッド(キックペダル付きのパッドをビーターで実際に叩くタイプ)だ。




MIDIで打ち込むのにトリガーパッドが多いほうが便利なので、スネアはヘッドショット/リムショット/オープンリムショットが打ち分けられる3ゾーン・パッドのTP70Sに交換。ちなみに交換すると標準のスネア/タム・パッドはひとつ余ることになるがやむを得まい。

 んで、組み始めたら、TP70Sの取り付けができないのよ。

これが標準のパッド。背面に取り付け用のパイプが貫通するようになっている。

















 そしてYAMAHAがアップグレードできますという3ゾーン・パッドのTP70Sはというと、



全然取り付け方法が違うやん。






パイプに取り付かないやん。











 俺が何か見落としているのかなと思い、YAMAHAのホームページやら通販業者の製品紹介ページを見ると...YAMAHAのホームページの電子ドラムセット/DTX400シリーズ/DTK430K/概要のページには「-上達に合わせて3ゾーンスネア(TP70S)へのアップグレード可能」としか明記していないが、そこから[特徴]タブでページを飛ぶと「スネアドラムをTP70SやDTX-PAD(XP80*1)にグレードアップすることができます。」「*1:クランプ付きタムホルダーTPCL150(別売)が必要です」とあった(涙)。
 そうか、わかりにくいとは言え明記されていたのね(かなり謙虚)(しかしこの文章は「DTX-PAD(XP80)には別途タムホルダーTPCL150が必要です。TP70Sには必要ありません」とも読み取れる)
 じゃあTPCL150をどんなものかと検索してみたがどうも腑に落ちない。写真を見る限りなんだかまともに取り付けできそうに思えなかった。スネアとハイハット・パッドの位置関係と3ゾーンパッドを装着した時の向きがおかしくなるように思えて仕方なかった。
 んでもっと違うタムホルダーはないのかなと探すとDTX400シリーズに質感がドンピシャのもっと安い「TPCL65」っていうのが存在した。これで取り付けられるに違いない!と自己判断。カートにポチッ。

 これがTPCL65。しかしこれをそのまま使ってもハイハット・パッドが取り付けできなくなるし、3ゾーンパッドを通常のフォームで叩くには90度、方向がおかしくなりそうだ。普通のフォームでオープンリムショット、リムショットを打つには向きがおかしいのではないか?
 いや、ドラム初心者だから俺が間違っているのか?とか散々考えましたけども...














 そしてDTX430Kの取り扱い説明書をよく読んでみたら、国内販売はしていないけども標準でTP70Sがスネア・パッドとして組んであるDTX450Kってのがあるらしく、そちらの取り付け方も図解入りで記載されている。
 TP70Sを取り付ける部分も分かりやすく図になっている。それをみると...





この取り外した部品、これ一つだけ使えばその説明書の通りに組めるじゃないですか、先生。
部品名も「六角ロッド」とちゃんと書いてありますよ、説明書に。これだけがあればいいんじゃないですかね?これだけ単品で販売してないのでしょうか?誰か教えてほしい。











 (*注 このブログを書いてから執念深くネットを調べたら...販売していそうな所を見つけました。「YAMAHA 電子ドラム パーツ 六角ロッド」で検索してみてください。「六角ロッドシリンダ」というのがあることがわかりました。YAMAHAでももしかしたらパーツ販売対応しているのかも?
 しかしその物が果たしてちゃんと取り付けられることができる物なのか、実際に私は試していないので責任は取れません。ゆえにもしチャレンジする人は自己責任でお願いします。パイプ状の部分の径の大きさや六角断面の金属棒の太さや長さが合わないと駄目だと思うのでどちらかに問い合わせるなり、ご自身で確認したほうがいいと思います。なので詳細はあえてここに書き込みません。)





ほら。

こんな感じよ。奥様。















あらまぁ、これどういうこと?


















 ちなみにTPCL65をなるべく使おうとするとしたの写真のような感じ。

 おかしいよね?自分から見て奥にリムショット、手前がオープンリムショットのトリガーになる。右左にトリガーがなければ駄目だと思うんだが...
 見た感じYAMAHAがおすすめしているTPCL150も同じようになってしまう気がするんですが、どうなんでしょう?おまけにTPCL150は六角ロッドとは違う部品を使っているように見えるので、私のような取り付けはさらに不可能になってしまうような気がする...
 もし違ってたら申し訳ないんですが。詳しい方がおられましたらぜひコメントにて教えていただきたい。
 っていうかYAMAHAの方に説明してもらいたい気持ちで胸がいっぱいです。ぜひYAMAHAのホームページでもTPCL150を使った取り付け例の写真を公開してほしいです。




 とにもかくにも、やっと無事に全部取り付けができたけど、きっと購入にあたって事前に散々ネットで調べている俺と同じような人がいるだろう、そしてこのページを検索から探し当てる方もいるんじゃないかなと思い、今回リポートした訳です。

 ちなみにシンバルを一枚、PCY90ATも増設したけれどこちらはアタッチメントが同梱されているのでポン付け可能です(笑)。DTX430KのキックパッドKP65からの配線接続で音が出るようになります。DTX400Kのキックペダルには接続端子がないようです。




 このようにちゃんと取り付けられました。ちなみに標準構成ではライドが右上のパッドになっているので、配線を入れ替えて右上をCrash2、増設したシンバルパッドのほうをRaidにしています。








最終的にこういうキットになりました。いい感じです。しかし...














これが余った物。仕方が無いので将来用、予備品として保管しておこう。














 あ、製品としては本当にこの安い値段でしっかりとしたいい物をよく売っているなと感心します。その辺は理解してください。音源も電子ドラムっぽさはもちろんありますが結構いいと思いましたし、トレーニングモードはまさに初心者の練習、上達には十分すぎるくらいの機能があり実際助かります。
 DAWの入力装置として別のドラム音源を鳴らして打ち込みもしてみましたが何も問題はありませんでした。

 ただ説明不足というか、このような事例に対応しきれていないような点は非常に!!!!ガッカリしました。すぐに3ゾーンのスネアが使えなかったし。


 TP70Sに「六角ロッド」が同梱されていたら素敵だったのに。
 もしくは「DTX430アップグレードキット」としてTP70Sと六角ロッド、PCY90ATがセットになっていたらもっと幸せになれたのに。
いやそれよりも、そもそもDTX450Kがもし国内販売されていたら間違いなくそちらを買ったのに。


 ドラムの練習(リハビリ)しよう〜っと。


 追記

 現在、DTX450Kが発売されたようです。430との違いはもちろんスネアパッドが3ゾーンのTP70Sになっていること。六角ロッドは私が思った通りの物が同梱されているようです(YAMAHAのHPに組み立て動画が診れます)。
 430を3ゾーンパッドのスネアにアップグレード する方はやはり注意が必要だと思います。これから購入するのなら450がやはりオススメなのです....


 

16 件のコメント:

  1. 結局このドラムって元の内容のものだけじゃつけれない部品があるってことですか?

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    1. DTX430Kの標準スネアパッドから、別売り3ゾーンパッドのTP70Sに交換する場合は別途部品が必要になります。ってことです。わかりにくかったですかね?すみません。

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  2. はじめまして、こんばんは!
    最近430Kを購入しまして、TP70Sを付けようと検索してました。
    ら、、、
    こんな難関があるんですね、ショック受けました。。。
    それでもこれから付けたいと思っていますので、六角ロッド?の形状の情報をいただきたいです。
    (もしかしたらそれだけのパーツで注文できるか確認したいです)
    または、この記事自体2年前で、、、
    まだ現役で430K使用されているん、、、でしょうか?w
    貴重な記事でした!
    ありがとうございます!
    マメにチェックしに来ます!!

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  3. コメントいただきありがとうございました!何かお役に立てればと思い、六角ロッドについて新しい記事を書いてみたので良かったら見てみてください。http://iki-chan-iki-chan.blogspot.jp/2015/09/dtx430ktp70s.html

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  4. こんにちは!
    新しい記事まで書いていただいてありがとうございます!
    まずはそちらを熟読させていただきます!!
    感謝です!!

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  5. 元のパッドに付いてるパイプってチューニングキーで取れないですかね
    それを使えば付けられそうな気がします

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    1. そのパイプを使えば使わなかった部品が使えそうですね

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    2. 頑張ってください

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    3. このコメントは投稿者によって削除されました。

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    4. コメントありがとうございます。元のパッドに点いているパイプはチューニングキーで取れますよ。そのパイプを使ってDTX4××シリーズのフレームに元パッドは取り付けられますが、音源モジュール側の問題で例えばタムをもう一つ増やして鳴らせられるかというと不可だと思います。

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  6. http://yamaha.custhelp.com/app/answers/detail/a_id/5978/~/【dtx400k%2F430k】スネアパッドを3ゾーンのxp80やtp70sにアップグレードする方法をおしえてください/
    ヤマハにこのページを見つけました

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    1. あ リンクになりませんでした

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    2. そのリンクで使ってる部品が違いますね

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    3. http://yamaha.custhelp.com/app/answers/detail/a_id/5978/~/%E3%80%90dtx400k%2F430k%E3%80%91%E3%82%B9%E3%83%8D%E3%82%A2%E3%83%91%E3%83%83%E3%83%89%E3%82%923%E3%82%BE%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%81%AExp80%E3%82%84tp70s%E3%81%AB%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%89%E3%81%99%E3%82%8B%E6%96%B9%E6%B3%95%E3%82%92%E3%81%8A%E3%81%97%E3%81%88%E3%81%A6%E3%81%8F%E3%81%A0%E3%81%95%E3%81%84/
      で行けますかね

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    5. 情報ありがとうございます。今はTPCL500なんて製品が出たんですね〜。このブログ記事を書いた当時にはなかったと思いますよ。当時のヤマハのHPには完全にTPCL150を使うようにとしか記載されていませんでした(TPCL150は5200円)。でも私が購入したTPCL65は3000円、しかもその一部のパーツの六角ロッドだけ使えば組めるのです。で、あれば六画ロッドだけを単品で発売してもらえたのなら安くスネア・アップグレードを組めるのになぁと思っていたんですよ。ご理解いただけましたでしょうか?

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