2012年12月29日土曜日

記録15

歩いても大丈夫!と行動制限がなくなり、と言っても、入院している部屋は八階ですがその階だけじゃなく病院内なら歩いてもいいですよ、という感じになり、すこし気分転換ができるようになりました。ただそれだけでも平和な気分になります。
いままで大きな怪我も病気もしてきませんでしたから、こういう長期の入院も、安静が必要なことも初体験でしたし。検査もまだ続きますが、自分で歩いて行けるようになりましたし、シャワーも一人で入れるようになり、精神的にも余裕が出てきました。
病院は大きかったです。レストランや床屋もあるようです。売店とは別にコンビニもあります。自分で買い物にも行けるようになりました。
まだ数百メートルを歩くだけで疲れますし、足も痛みが残っています。
ちょっと病院から外に出て、すぐ向かいの書店へ買い物に行ってみましたが、筋肉痛になりました…
12月20日を区切りに、実は血管外科から内科に転科することになりました。私はもう20代の頃から血糖値が高く、健康診断で指摘されることが多かったので、今回の血液検査でも引っ掛かったのです。しかし今までも再検査するとすぐに正常値に戻るので、今回もそんな感じなのですが…私ももう四十歳を越えたし、糖尿病は怖いし、お医者様もほうってはくれませんので、細かく検査をして調べていただくことになりました。
しかしここからが忙しかった。
まず内科外来へ行き、糖尿病専門の医師の診察。随分と脅かされます。
心電図、両手両足で血圧を計る。
眼科外来に行き、網膜の検査などなど。糖尿から網膜損傷で失明する場合があるらしく、自覚症状を感じた時には手遅れだそうです。眼科は今後も定期的に検査することになりそうです。
24時間、尿を全部捨てず貯めて提出、腎臓の検査。
腹部エコーによる撮影検査。内蔵疾患も怖いそうです。
一日に七回もの採血。朝食前、後、昼食前、後、夕食前、後、就寝前。これがハードだった。針の刺しすぎで腕が痛くなります。これで血糖値の変動が細かくわかり、食事の制限も変化しました。血糖値もやはり正常値になり、食事の量が多くなりましたが、またそこで再度、七回採決が始まりました。これは苦痛でした。
しかし、真面目に間食もせず、空腹を我慢した甲斐がありました。なんとかクリア?
更に今後の為に、栄養士さんの所へ行き食事のお勉強したり…
まぁ、今後も薬を飲み続け、血糖値はコントロールを続けます。
いまは体重も落ちてますので、これからの生活、特に食事と運動には気を付けなければなりません。
かくして、退院が延びて延びて12月29日。まるまるちょうど一ヶ月。ようやく退院できることになりました。これを書き込んでいるのはまだ病室ですが、朝が来て朝食を済ませれば、やっと出所です。
随分と長く入院してしまいました。その間、たくさんの医師、看護師さん、スタッフの方々には本当によくしていただき、感謝してます。みんな素晴らしく、人間的にもいい方ばかりでした。この一ヶ月のことは生涯忘れないと思います。
しかし年内に退院できて、ギリギリでしたがホッとしました。年末年始、ゆっくり過ごせます。年が明けたらリハビリで自宅療養と通院して頃合いを探って社会復帰に向かいます。

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