2012年12月21日金曜日

記録14

12月19日、実に入院から20日間もたった。過ぎてしまえばもうそんなに時間がたったのか、という感じがする。
この日、三度目のCT撮影。
検査技師のおじさんと撮影中、話をしていたのだが、「エコノミークラス症候群?飛行機に乗ってなっちゃったの?」
「いえ、追突事故されて、一週間ほど足が痛くて歩けなかったらそれがきっかけで血栓ができたみたいで…」
「そうかぁ、大変だったね。でも命があって良かったんだよ?結構こういうので速攻、亡くなる人もいるんだから」
ズーン。怖っ。
周りの患者を見れば、高齢者もしくは若くてもメタボな方が多く、そのほとんどが心臓の血管が詰まった人。俺のようなケースは他にいない。気がつけばもう同室入院の患者はみんな、手術してリハビリして退院していった。そして新たな患者が入院してきている。もう俺が一番長くなってしまった。
その日の夜にCTの結果の説明を受ける。
なんと肺の血管に飛んで詰まっていた血栓が薬のおかげで溶けて流れたらしく、消滅していたのであった。よかった。これで当面、肺に関しては心配いらないでしょうとのこと。詰まった状態が長く続くと肺の一部が死んでしまい能力が低下するがその危険もないだろうし、新たに血栓が増えて呼吸不全になる可能性もほぼ心配いらないだろうと。
ひとまず、突然倒れたり、命を落としたりという心配はしなくてよくなった。
さすがに今回は命の危険を感じたし、恐怖を味わった。じわじわと、苦しかったり痛かったりがそれほど無かったから余計に実感のないまま色々と考えてしまっていたから。
ただ、足の血栓はやはり変わりなく、一生このままつきあっていくしかないでしょうと。
血液を固まりにくくサラサラにする飲み薬ワーファリンは今後死ぬまで飲み続けなければならない。日常生活では出血しないように、怪我をしないように。ほかの治療を受けるときは必ずワーファリンを飲んでいることを申告しなければならない。
そして足のむくみをおさえる圧力ソックスの着用。
足の痛み、むくみはどうしても出てくるらしい。ただそれが血栓の悪化とは繋がらないので、痛くなったらむくんだら運動を止める、という感じになるんだろうか。その辺どのくらい動けて耐えられるのか、退院したら筋力を取り戻すリハビリしながら確認していこうと思う。
詰まった血管と平行に延びているであろう細い静脈も、補うように成長していくらしいが数ヶ月かかるようなので、それも期待しつつあせらずにいこう。
なにより、危険が去ったので心配せずに歩き回ることができる。
と、いうかすっかり筋肉が落ち、全身ほっそりとやわらかい体になってしまった。歩いたりして鍛えないといけない。体重はもうすぐマイナス10kg。
あとはワーファリンの摂取量がきっちり決まれば退院になるそうだ。まだ一日一日多くなったり少なくなったり調整中だけどもうそれほど時間もかからないだろうとのこと。
年内退院はまちがいないでしょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿